不合格者に多い学習パターン

試験会場は行き慣れない場所です。
そのような場所に行ったりする労力や、有休を取得しての受験を考えると、1回で確実に合格したいですね。

では、効率的に合格するためにはどのような勉強をすればよいでしょうか。
なぜ衛生管理者試験に何度も落ちるか、最も多い原因は「間違った勉強方法」です。

やってはいけない勉強法と正しい勉強法を述べたいと思います。

やってはいけない勉強法① 完璧主義

まずは、最初からすべてを完全に理解・記憶してから次に進もうとするパターンがあります。いわゆる完璧主義の人です。完璧主義は合格から遠のきます。なぜなら、前に書いてあったことが後半で関係してくることもあり、後半になってやっと理解できることがあるからです。

合格するためには、まずは全体を軽く見て、次に日々の勉強で理解できない個所があってもとにかく毎日学習を続けて、短期間で一通り学習を終えることが大切です。全体の把握、知識の関連性を意識し、それを何度(何周)も繰り返します。

資格試験の場合、満点を取ることが目的ではなく、あくまでも合格が目的のはずです。合格点に達しさえすればいいのです。

合面では、たった2日という超短期間で全体を学習できます!そして、講習中分からないところは講師に直接聞けます!

やってはいけない勉強法② インプット中心主義

次に、インプット学習だけ入念にして過去問題演習をおろそかにする人もいます。

アウトプット学習は大変ですが、このアウトプットをすることで知識が定着し、場合によっては理解へとステップアップすることができます。また、弱点や記憶のチェックにも最適です。過去問題でアウトプットすることで、頻出問題や出題傾向もつかめます。

インプット→アウトプット→テキストに戻りインプット→過去問題のアウトプット・・・(続く)。この繰り返しで、確実に合格に向かって進んでゆくことができます。

合面では、最初の二日間の前に数ページのプリントを配り、用語に慣れてもらいます。
その後、本講習があってみっちりインプット。講習が終わったら、アウトプット用の過去問が配られます。分からなければ講習時に使った凝縮したテキストに戻り、確認。そして過去問。
過去問→テキスト→過去問→テキスト・・・(続く)といったように知識の定着と理解を図ります。

やってはいけない勉強法③ 浮気

他に、複数の教材で学習をしようとするパターンもあります。

一冊の教材を何度も勉強していくと、飽きて他の教材に手を出してしまう人もいると思います。しかし、これをやるとむしろ合格から遠のきます。というのは、どの教材も中途半端になってしまい、分かった気になります。本当に理解するということが困難になってしまいます。これと決めたら、1つの教材で学習を繰り返すことが大切です。

また、市販の書籍は少なくとも1~2年間は内容が更新されていない事が多いです。
つまり最新の試験傾向を反映できていませんので、新傾向に対応できない可能性があります。

合面では、たった2日の講習で出る問題を総ざらい。テキストは、資格の取得に特化し、試験問題を解くために必要なものだけに内容を絞っています。
普通なら400ページほどある参考書が、42ページ(1種)・24ページ(2種)しかありません。さらには、テキストの改訂頻度はは4ヶ月に1回です。
問題集も、講師が受験を重ねて収集した過去10年分の実際の試験問題を徹底的にリサーチして、出題率の高かったもののみを厳選しています。

短期合格を目指すには・・・

短期合格を目指されるのであれば、最初はざっくり、最終的にはほぼ完ぺきに近い状態まで仕上げましょう。
過去問題も90~100%の正解を目指しましょう。